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【Q&A】

Q.デモ申請を行った合法的なデモであれば、「表現の自由」「言論の自由」としてどんなことを主張してもよいのか?

A.これについては、そもそも「表現の自由」「言論の自由」とはどんな自由かということを、思い起こす必要があります。
 これらの自由は、それが保障されていなければ圧殺されてしまいかねないような意見や表現を、政治制度や社会的マジョリティの力によって妨げられないようにするためにあるものです。

 よってこれらは、特権者が弱いものいじめをする自由では、決してありません。
 そして、日本の警察に守られて人種差別的言辞を公然とばらまくことのできる在特会と、上に説明してきたような立場・境遇にある正規の滞在地位を持たない外国人のうち、どちらがより特権的な立場にあるのかは、一目瞭然でしょう。

 また、これらの自由は民主的な社会の基本条件です。
 人びとが互いの自由や尊厳を認め合い、民主的な方法で議論し意思決定していくためにこそ、これらの自由があるはずです。

 では、日本に暮らす一部の外国人の自由や尊厳を完全否定し、彼らを議論の余地なく「叩き出す」べきだとする在特会の主張は、果たして民主的な社会を作り出すための「自由な言論」なのでしょうか。
 彼らが蕨で発した言葉は、「表現」でも「言論」でもありません。
 それは、一部の外国人に対する人格攻撃以外の何ものでもないのです。
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| Q&A | 12:11 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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【Q&A】

Q.非正規滞在あるいは超過滞在の外国人を支援することは、犯罪者を支援することになるのか?

A.非正規な方法で入国した外国人や、正規に入国した後に超過滞在によって滞在資格を失った状態の外国人が、在留特別許可を求めることは、日本の法律に則った合法的な手続きです。
 現在、在留資格が無いことだけに着目すると、出入国管理及び難民認定法に反していると思われがちですが、在留特別許可を求める外国人たちは、同じ法律に則ってそれを行うわけですから、それを支援することも合法です。

また、いわゆる殺人や強盗のように、法律があってもなくても、人間として許されない罪を犯した場合の「違法」と違い、日本に入管法という法律があるために「違法」となってしまう「手続上の違反」に過ぎません。非人道的な罪を犯しているわけではありませんので、「犯罪者」呼ばわりするようなことは、あってはならないことです。

| Q&A | 12:08 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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【Q&A】

Q.不法入国・不法滞在は、凶悪犯罪なのか?

A.不法入国・不法滞在は、法律があるから罪になる「行政法上の違反」です。
 「凶悪犯罪」の定義というのは、殺人・強盗・放火・強姦の4種類と定義していますから、不法入国・不法滞在を「凶悪犯罪と呼ぶのは、間違った表現です。

 また、在留資格を持たない外国人が、日本で子どもを産んだ場合、その子どもは生まれたときから在留資格のない非正規滞在者となります。
 そんな状態の赤ちゃんや幼児、児童を滞在資格のないことを理由に「犯罪外国人」と呼び、追い出そうとすることは、人間のすべてが持つ「生存権」の否定になるのではないでしょうか。

Q.外国人犯罪は増加しているのか?

A.警察発表の統計を見ても、外国人の犯罪率はここ近年は平均して2%程度の横ばい状態です。
 増加しているという論理的なデータはありません。

| Q&A | 12:06 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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